メルカリは希少絵本と出会いの場〜吉田 遠志「動物絵本シリーズ」〜(初心者向け)

メルカリは希少絵本と出会いの場〜吉田 遠志「動物絵本シリーズ」〜(初心者向け)
メルカリは希少絵本と出会いの場

絵本は、世代を超えて長く愛され続ける本です。

幼い頃に読んでもらっていた絵本を、わが子に読んで聞かせる親御さんも多いのではないでしょうか?

絵本は、まだ選ぶことのできない子供に変わって、大人の方が選ぶことがほとんどでしょう。

今、目の前にいる愛おしいお子様が成長された時、いつまでも思い出に残るような絵本を読んであげたいものです。

ひよこのパレード

そのようななかで今回は、40年も昔から、長く愛される人気の絵本・吉田 遠志さんの「動物絵本シリーズ」を紹介します。

40年の時を超えて 「動物絵本シリーズ」

動物絵本シリーズ17冊

吉田 遠志さんの「動物絵本シリーズ」は、全部で17冊あります。

ライオンのイラスト
ライオンのイラスト

1985年に出版されました。40年近く前の話です。

今では絶版となり、書店で売られていることはありません。

この絵本を手に入れるとなると、中古本ということになります

中古本となると、なかなか手に入りません。

この「動物絵本シリーズ」は昔から、根強い人気です。

そのため、今でも高値で売られている巻数があります。

高値のシリーズ

きえたにじ」や「かれえだ」は希少価値が高く、中古相場は高値になっています。

大ヒットした絵本は再販が多く、ベストセラーになります。

しかし通常だと、絵本の発行部数は少なめです。

そのため、ゆっくりと売れていく絵本は絶版になりやすく、結果的に手に入りにくくなります。

「ホームステイ」による絵本の変化

書籍の中でも絵本の発行部数は少ないのですが、2019年春頃に始まった「ステイホーム」を機に変化が起こりました。

児童書と並んで、絵本の売上が一気に伸びたのです。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64704940Y2A920C2QM8000/

(日経新聞)

子どもたちの通う幼稚園や保育園、学校が休園・休校され、自宅待機になりました。

そのため、自宅で過ごす時間が増えた分、読まれる児童書や絵本の売上が伸び、その素晴らしさが見直されたのです。

家族の団欒絵本
家族の団らん絵本
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210126/k10012832941000.html

絵本の売上が上昇

絵本の売上が294億円から→353億円に!!

2013年の絵本の売上は、294億円でした。

以下は、「ステイホーム」と言われた時期の絵本の売上です。

2019年は、312億円

2020年は、330億円

2021年は、353億円

年々、増加傾向です。(『出版指標 年報2022年版』)

絵本の持つ力が発揮された、事象です。

絵本の持つ素晴らしさ

今回紹介する吉田 遠志さんの「動物絵本シリーズ」は、アフリカの大自然の中で生きる動物たちが描かれています。

絵本4冊
絵本4冊

著者の吉田さんが、実際にアフリカに行って描かれた作品です。

この絵本は、アフリカで生きる「野生動物」たちの姿が描かれています。

絵もとても美しく、精巧に書かれています。

普通だと、絵本は子どもたちに読んで聞かせるものですが、

この「動物絵本シリーズ」は、大人が読んでも十分に引き込まれます。

この絵本を通して、

・自然環境のこと

・野生動物の姿

・動物の世界でも「親子」や「家族のことを思う気持ち」

など、細かい描写で丁寧に描かれています。

吉田 遠志さんからのメッセージが

このシリーズは、表紙をめくると始まりの前の左ページの下側に、吉田さんの文章が書かれています。

絵本の読み手として、この文章を事前に知っておくことでこの絵本について状況が深く理解できます。

どれも、静かで力強い作品です。

読み終えると、心の深くに作品が入り込んでいっていることを感じます。

深い愛
深い愛

このような気持ちになるので、いつまでも長く愛されるのでしょう。

動物たちから教えてもらうこと

吉田さんの描く動物たちは、

動物園で見る動物ではなく、

空想の世界の動物でもなく、

リアルに今を生きる、力強い野生の動物たちの世界です。

動物好きな人は、大勢います。

動物園でゾウやライオンを見ても、ここまで迫力を感じる世界観はないと思います。

躍動感や、野生の”たくましさ”を思わせてくれます。

「芸術作品」や「美術品」として読んでも、あらゆる点で勉強になります。

メルカリ視点から見る絵本

絶版の絵本を手に入れるために、メルカリやAmazonで探すことになるかと思います。

吉田 遠志さんの「動物絵本シリーズ」は17冊あります。

「動物絵本シリーズ」は、出版社も「ベネッセコーポレーション」や「福武書店」、「リブリオ出版」と一つの出版社ではありません。

そして、同じタイトルだとしても、出版社が違うとその価格も違ってきます。

出版社が違うことによって、値段の相場に差異が出るのです。

同じタイトルなのに、価格差が生まれる理由は・・・

ひよこのパレード

製本や装丁の違い

同じタイトルや内容の本でも、出版社が異なると製本や装丁に違いがあります。
例えば、装丁や製本など何かしらの違いで価格が高くなる傾向があります。

版の違い

出版した年や、版が異なる場合があります。
初版や限定版、改訂版など、版によって内容や付属物が異なることがあります。
古い版や初版は、コレクターアイテムとして価値が高くなる時があります。

希少性


特定の出版社の本が市場に出回っていなかったり、入手が困難なことがあったりします。
そのような場合、希少性から価格が高騰することがあります。

評判や人気


特定の出版社の評判や人気が高い場合だと、需要が高まり価格が上昇することがあります。
これは出版社のブランド力や、信頼性によるものです。

付加価値

出版社ごとに付加価値が異なる場合があります。
例えば、特典や付録が付いている場合、それによって価格が変動することがあります。

見た目は同じでも何かが違う・・・

見た目にはまったく同じに見えても、値段に大きな差のある「タイトル」が多く存在します。

愛読者はこの違いをよく知っています。

細かい点まで気にして見ていくと、思いがけない貴重な本と出会える時があります。

絶版絵本の入手方法 5選

絶版絵本の手に入れ方

書店では購入できなくなってしまった絵本を、

どこで手に入れるのか疑問を持たれる方も多いでしょう。

絶版本を手に入れる方法を、5選紹介します。

ジモティー

絵本に限りませんが、近所に住む人同士で不要になった品物を譲渡・売買している「ジモティー」というサイトがあります。

ジモティー

送料や手数料が掛からない場合がほとんどです。
取引場所も「駅前」や「コンビニエンス前」など人目のあるところで行います。
危険度も低く、お得に買うことができます。

注意点として
人目につかない場所や、あやしい場所での取引は危険です。
公共性の高い場所で取引してください。

ブックオフ

ブックオフで、中古本として売られている時があります。

BOOKOFF

ブックオフは、定価以上に売っていることがほとんどありません。

そのため、お得な買い物ができるでしょう。

メルカリ

メルカリで、お得な値段で売っている出品者がいます。

メルカリ

中古品というのは、新品とは違って「一期一会」なものが多いです。

「一期一会」とは、一生に一度だけの機会。

値段も、予算内であれば、ぜひ購入してみてください。

知人や友人などに譲ってもらう

小さなお子様のいらっしゃるご家庭など、不用品として譲ってもらえる場合があります。

しかし、なかなかそうタイミングよく行かないことも多いです。

その場合、保育園や学校のバザーなどに行く機会があれば、情報を教えてもらって出かけてみると良い出会いがあったりします。

フリーマーケット

フリーマーケットの情報は、自治体の広報誌やフリーで配られる情報誌に掲載されています。

公園や大きなホール内で行われるイベントです。

思いがけない”お宝商品”を、見つけられる楽しみがあります。

出品・売り方

絵本を読んでしまって、不要になったら必要な方に譲ります。

今回紹介した「動物絵本シリーズ」は、出版社によって値段の違いがあります。

同じ「タイトル」にしてもこのような差異がありますので、譲渡する際には、ご注意ください。

出品する場合、送料や手数料、梱包費を考慮します。

絵本を出品する場所

メルカリ

絵本は、「Amazon」より「メルカリ」の方が状態の確認がしやすい傾向です。
そのため、メルカリで出品した方が売れ行きが良い印象です。

しかし、絵本の出品といってもさまざまな状況があります。

Amazon

海外の古い手に入らないような絵本だと、Amazonで高額で売れていく場合があります。

圧倒的にAmazonの購入者の方が多いので、専門的かつ希少本になるにつれ、Amazonで出品した方が思いもかけない高値で売れることは、よくある話です。

絵本購入者のパターン

絵本の購入者にはいくつかのパターンがあります。

・新品の販売はあるが、新品の価格よりやや安く、綺麗な状態で購入したい。

・読み聞かせのためなので、多少傷みがあっても安価で購入したい。

・自分が幼かった頃に読んでいた絵本を、また手に入れたい。

・保育士や幼稚園教諭など仕事上で使う人。

・祖父母が孫のために購入する人。

・転売として、購入する人。

購入者のペルソナがイメージできると、仕入れの幅がかなり広がります。

絵本の売り方

送料がお得になるセット売り

セットにして「セット本」や「まとめ売り」をすることで、送料が安くすむ場合があります。

・作者のコレクション

・シリーズでセットにする

・お子様の年齢・性別・好きな内容(動物や乗り物など)によってセット組みする

まとめ売りの人気

初心者の頃は、絵本の1冊売りも良いですが、まとめて売りのセット販売をすること送料の負担が減る場合があります。

セット売りすることで、1冊だけならあまり高くでは売れないものも「まとめること」で売れていくことがあります。

1冊300円にしても、いつまでも売れない絵本でも、似たようなカテゴリでまとめてあげることで、送料が安くすみ、結果的に1冊あたりの単価が上がるのです。

売り方を工夫することで、収入が変わってきます。

上手に売っている人の手法を見て、真似することは売上増に繋がります。

でも、まだ初心者のうちは、1冊ずつ売ってみて経験を積むのが良いです。

慣れてきたら、共通する何かでセット組みしてあげると売れ方も変わっていきます。

吉田 遠志さん「動物絵本シリーズ」の紹介

「動物絵本シリーズ」の吉田 遠志さんの紹介です。

吉田 遠志さん

東京都出身。父親から油彩画を学ぶ。さらに自ら木版画の技法を習得。

1951年日本版画協会の会員に。海外に渡り、世界各地で版画家としての活躍します。

1970年代、アフリカに渡って野生動物などを題材とした作品を多数作りました。

「動物絵本シリーズ」で絵本にっぽん賞などを受賞しています。

1972年、インターナショナル吉田版画アカデミーを開設し、多くの後進を育てました。

吉田 遠志さんの作品は、ニューヨーク近代美術館やボストン美術館など世界の美術館に所蔵されています。
息子の吉田司さんも版画家です。

吉田 遠志「動物シリーズ」17タイトル

・はじめてのかり
・まいご
・かりのけいこ
・おもいで
・かんちがい
・おみやげ
・ありづか
・まがったかわ
・きえたにじ
・たびだち
・あしあと
・よびごえ
・じひびき
・ふるさと
・いなびかり
・あたらしいいのち
・かれえだ

希少絵本シリーズのまとめ

「ホームステイ」と言われる頃から、絵本や児童書の売上がとても伸びました。

その傾向は今もなお続き、右肩上がりです。

絵本は、親から子へと読み聞かせることで、絆が深まっていきます。

子供は、人間(親や保育者)の”生の声”で、自分のために絵本を読んでもらうことで、愛を受け取ります。

自分のために割いてくれた時間。

自分のために読んでくれる絵本。

喜んでもらえるかなと思いを巡らせ、選んでもらった絵本。

その時に受けた愛情を、今は言葉にできないお子様も、大きくなった時でも、心のどこかで必ず覚えてくれています。

私たち大人も、眠りにつくひとときや、夕飯のあとの静かな時間、おやつを食べる前の読み聞かせなど、誰かが自分のために素敵な絵本を読んでもらえたらと思うと、幸せですよね。

絵本はリサイクル

幸いなことに日本は、絵本を捨てる文化がありません。

絵本は大事に読み継がれ、リサイクルしてまた次の人の手に渡っていきます。

素晴らしい「循環型社会」の典型例です。

メルカリなどで、絵本を販売している人は、この循環のひとつとしての役割があります。

良い絵本との出会いを楽しみに、待っている人のためにも素晴らしい絵本と出会っていきたいです。